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コンクリート工事の機械化と働き方改革

東京でコンクリート工事を手がけるフロアエージェントです。

建設業界を問わず、今あらゆる産業で将来を見据えた働き方の改革が求められています。

AIと呼ばれる人工知能の発達によって、多くの仕事がロボットに取って代わられるというのがもっぱら話題になっています。

 

私たちが専門とするコンクリート工事は、現状ほとんどの会社が手作業で行っています。

100年近く前から脈々と受け継がれたコンクリート工事の技術は確かに素晴らしいです。

 

例えば、「小樽の防波堤」は100年前に手作業で施工されましたが、100年間波や塩害にさらされた今でも劣化せずに、その役目を果たしています。

これは緻密なコンクリート配合と、丁寧な作業によるもので、その技術は今でも学べるものが沢山あります。

こういった職人の伝統技術を受け継ぎながらも、機械化をいち早く取り入れることで、

「正確で頑丈かつ、効率の良いコンクリート工事ができるのではないか」と私達は考えてきました。

 

その中で、社長自ら海外の作業機械の展覧会に毎年足を運び、世界のコンクリート工事機械の進化を肌で感じてきました。

また同時に海外のコンクリート工事の現場視察も行ってまいりました。

よく日本の建設業界では「日本の技術力は世界に誇れる。海外には負けない」という風潮を感じますが、実際に海外の現場を見てみると一概にそうとも言えないことが分かります。

 

特にアメリカでは既に、コンクリート工事の機械と手作業の融合が進んでおり、大まかな施工は機械に任せ、細かい部分は職人が丁寧に作業する姿を目の当たりにしました。

どこかで「外国人は大雑把」という固定概念がありましたが、その視察を受けて「世界は進んでいる。早く日本でも導入していかなくては」と思うようになりました。

 

日本で数社しか持っていない!全自動床均し機を導入

私達が、機械の導入を逡巡していた時、一つの業界ニュースを目にしました。

“大手ゼネコンが全自動均し機を導入”

しかも、私が購入を検討していたメーカーと同じものでした。

そのニュースを見た瞬間、

「この流れに続かなくてはいけない!」

と思い、すぐに導入を決意しました。

コンクリート工事の機械化を進めている会社は日本に、数社しかありません。

 

今では、全自動均し機を3台導入し、他の工程にも機械を取り入れています。

大規模なコンクリート工事では特に正確で効率性の高いパフォーマンスを発揮するため、物流倉庫のコンクリート工事などをご依頼いただいております。

コンクリート均し機械・レーザースクリード工法

社員が働きやすさと働きがいを追求できる会社へ

 

冒頭に働き方改革のお話をしましたが、これは「自分たちの仕事はロボットに取って代わられるから気をつけろ!」というだけの話ではありません。

建設業界の労務環境は今まで手を加えられることなく来ましたが、ここに来て『社会保険の完備』や『週休二日制の導入』など労務環境の整備が急がれています。

今までやってきた労働効率では当然社保完備や、週休二日制は叶いません。

でも、できないではなく、実現するために必要なことを考えないといけません。

労働効率を大幅にあげるためには、職人の手に頼るところと、機械に頼るところを分けることが必要です。

そして、職人自身は、自分たちの手に委ねられた仕事の精度にこだわることで、自分たちの価値を高めていくことができます。これから機械化が進む中で、職人業を守っていくためにフロアエージェントは今から働き方改革を行っていきたいと考えていきます。

コンクリート均し機械・レーザースクリード工法