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物流倉庫の高精度な大規模改修も可能!お客様の難問をフロアエージェントが解決します

 

物流倉庫のロボット化が進む今、物流倉庫には大きな変化が起ころうとしています。
それは倉庫運営のロボット化です。
ロボット化を進める上で、わずかな不陸が想定外の障害につながりかねません。

 

今回、ご紹介する事例も、先々のロボット化を想定した物流倉庫のコンクリート床改修についてですが、長く使い続けても変わらない生産性をご提供するために、妥協のない補修工法を採用させていただきました。

無人走行車も走向可能なコンクリート床を

長年使い込まれた物流倉庫には凹みが目立つ

現場となった工事は、とある大手企業の1000平米を超える物流倉庫です。写真では、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、施工前の床は、長年使い込まれたことで凹みだらけです。

 

人間による作業であれば、多少の凹みも大きな問題にはなりません。
ロボットの場合は不陸があることで振動や衝撃がロボットに加わり耐用年数が短くなってしまうことが懸念されています。そのため、従来は3mにつき±7mm以下が基準とされていた床レベル精度を±5mmまたは±3mm以下に抑えるよう推奨されています。

 

この現場では凹みは床全面にわたっていました。ひとつずつ部分補修していくのでは時間がかかり、整然としない見栄えになってしまいます。また、目立つものだけの部分補修では、ロボットの使用時にリスクが残ります。

 

そこで、レベリング性能のある補修材を使用した低コスト・高精度な全面改修をご提案させていただきました。

 

補修前にレベル調査を徹底的に行いました。

セルフレベリングの前には不陸を徹底調査

今回は、施工前のレベル調査を徹底的に行いました。通常なら、1m間隔で行う調査を、30cm間隔で行いました。微細な誤差も見逃しません。

 

調査が終わると、お客様との協議に入らせていただきます。クオリティをどの程度まで高くするのかについて、お客様の業務の実情をふまえて、効果的なご提案をさせていただきます。要求水準以下でも、オーバースペックでもいけません。この塩梅については、物流倉庫さんとのお付き合いも多いフロアエージェントは得意にしているところです。

 

今回は、厚さ2mmで耐久性のある薄塗りの材料に決まりました 

 

「月刊建築仕上技術」誌に弊社工法が掲載されました

人手で処理

 

30cm間隔での調査をもとに判明した誤差のうち、特に大きいものを研削して直します。特に、お客様の予算と工期を考慮して、薄塗りを提案しています。

 

さらに、下地清掃も入念に行います。なぜなら、補修材の定着は、不純物によって悪くなってしまうからです。耐久性に差が出ます。お客様からはわかりにくい工程ではあるものの、確実にクオリティを左右します。

 

補修材と下地を接着させるためにシーラーを2回塗布した後、レベリング性能のある補修材を塗布していきます。

セルフレベリングでは丁寧な作業が重要

研削した箇所では重点的に塗布を行いました。このようにすることで、剥がれを防ぐことができ、生産性が低下しにくくなります。また、今回の物流倉庫には打ち継ぎ部分がありましたので、微細な不陸を直すために、表面を研磨する必要もありました。

不陸による陰影がないコンクリート床を実現

 

研磨で発生した不純物を清掃で除去した後、表面強化材を塗布します。

セルフレベリング後に表面強化材を塗布

耐久性に優れた床をつくるためには、表面強化材が欠かせません。表面の微細な損耗が、徐々に致命的な破損につながってしまうからです。

不陸がほぼ皆無の生産性が高い物流倉庫の床を実現

表面強化材の乾燥は、5時間で完了。上写真は、その後、さらに清掃した後の様子です。

 

妥協すること無くお客様の要求水準を実現し、徹底的に不陸を撲滅しましたので、強い光をうけた床に不自然な影がないことがおわかりだと思います。

 

物流倉庫の生産性は「コンクリート床」にあるかも!?

 

今回は、無人走行車を想定した上での物流倉庫改修の事例をご紹介しました。

 

無人走行車に限らず、物流倉庫のコンクリート床の損耗は、人間にもストレスを与えています。集中力がフっと途切れたときに、思わぬ事故にもつながります。

 

生産性向上のために、ソフト面での対応も大切です。しかし、ハード面からの根本的な解決も欠かせません。

 

物流倉庫の生産性の問題は、もしかするとコンクリート床にあるかもしれません。もしお悩みでしたら、一度フロアエージェントにご相談ください。

 

徹底的な工事から、ピンポイントの工事まで、お客様の課題解決のためのご提案をさせていただいています。コンクリート工事のプロフェッショナルとしてのフロアエージェントにご期待ください。

「月刊建築仕上技術」誌に弊社工法が掲載されました