「床を剥がすとボコボコになっていた。一刻も早く床を原状回復する必要がある。」
従来のモルタルでは間に合わないというケースもあります。そんな場合に速乾性があって、養生期間がいらない「レベラー」が非常に重宝されています。
コンクリートを土間として活用する場合には、「モルタル」がこれまでの主流でしたが、レベラーが登場したことで、ほとんどの現場でレベラーが採用されるようになりました。
耐久性だけでなく、工期短縮も可能な「レベラー」は、モルタルの欠点を補完する優秀な素材なのです。
レベラーが薄くても平滑で強固な土間コンクリートを実現
レベラーは、モルタル同様に平滑な仕上がりが可能なだけでなく、モルタルよりも強固な表面組織を形成します。そのうえ、薄くても優れた耐久性を発揮することに定評があります。
土間コンクリートの表面を分厚く仕上げることをご希望される方には、モルタルとレベラーを組み合わせた施工を提案しています。
たとえば、40mm程度のモルタルの上に10mmのレベラーを流します。レベラーは1センチ程度の厚さでも、十分な効果を発揮します。
どうしてレベラーとモルタルを組み合わせるのか?
「レベラーは耐久性に優れている」といっても、厚くすれば厚くするほど、無限に強くなるわけではありません。レベラーがもつ素材としての強みは、薄くても耐久性が高いことにあります。
レベラーとモルタルを材料費のみで比較すると1.5倍程度の価格なため、レベラーのみで土間コンクリートの厚みを確保すると、とても割高な工事になってしまいます。ある意味、レベラーの欠点はコストにあると言えなくもありません。
そのため、厚みを出したい場合は、モルタルとレベラーを組み合わせるのです。
セルフレベリング工事
レベラーは生産性もすごい!工期短縮で素材のコスト高をカバー
モルタルより材料費が1.5倍もの単価でありながらも、レベラーの人気が高いのはどうしてでしょうか。それは、レベラーの生産性の高さにあります。
自己流動性をもつレベラーは、手間をかけることなく均一なレベルを実現することができます。また、硬化が非常に早いことも特徴です。夏場なら1〜2時間、冬でも4時間あれば硬化します。モルタルの場合、乾かすために一晩かかっていました。
つまり、素材のコスト高を、人手や人工の合理化で補っているのです。そのため、工事トータル費用で考えた場合には、床の素材がレベラーでもモルタルでも費用にほとんど差はありません。
レベラーの種類のよっては従来の下地調整材としてだけではなく素地としても採用することができます。
レベラー工法の見積もりを頼む前に単価を知りたい
デザイン性と耐久性を兼ね備えたレベラー床に興味を持っていただけましたでしょうか。様々な条件によって最終的な金額は異なってきますが、フロアエージェントではレベラー床の見積もり基準を下記のように設定しています。お気軽な見積もりをいただければ幸いです。
セルフレベリング下地処理 | 1,500円/m²~ (下地の状況により前後します) |
セルフレベリング 材工 15mm厚(下地別) | 2,800円/m²~ |
「コストが気になる」という方もいらっしゃると思います。
弊社では大小さまざまな依頼をお受けしておりますので、過去の事例をもとに素早くお見積もりを提出させていただきます。
まずはご連絡をお待ちしております。