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店舗内装で利用する左官工事の種類や事例

店舗内装の雰囲気は、第一印象を大きく左右する重要な要素です。その中でも左官工事は、自然素材や職人技を活かした独特の風合いで、他にはない個性を演出します。

漆喰やモルタル、珪藻土などの素材を用いた左官仕上げは、デザイン性だけでなく、調湿や耐久性といった機能性にも優れているので、店舗内装にはおすすめです。

そこで本記事では、店舗内装に伴う左官工事の魅力や工法の種類などを詳しく解説します。

左官の魅力やクロスとの違い

左官工事の魅力は、自然素材を活かした独自の質感や、職人の技術によって生み出される多彩なデザイン性にあります。

左官仕上げでは、漆喰や珪藻土、モルタルといった素材を用いることで、壁や天井に温かみや奥深さを与えることが可能です。

これらの素材は調湿効果や消臭性があり、室内環境を快適に保つという機能性も兼ね備えています。

また、手作業で仕上げるため、一つひとつが唯一無二の風合いを持ち、他の空間とは差別化された特別な印象を与えることが可能です。

一方、クロス(壁紙)は、大量生産によって提供される均一性と、豊富なデザインパターンが特徴です。

施工のスピードやコストパフォーマンスに優れているため、短期間で内装を仕上げたい場合や、定期的にデザインを変更したい場合に適しています。

しかし、クロスは表面にプリントされたデザインであるため、左官仕上げのような素材本来の質感や立体感を出すことは難しい点が挙げられます。

フロアエージェントの左官工事一覧

弊社の左官工事の種類は、主に以下4つがあります。

  • 吹き付け左官工法
  • セルフレベリング工事
  • モールテックス施工
  • ジョリパット施工

それぞれ特徴がありますので、ぜひ参考にしてください。

吹き付け左官工法

吹き付け左官工法は、専用の機械を用いて左官材を壁面や天井に吹き付ける工法で、広範囲を短時間で均一に仕上げられる点が大きな特徴です。

この方法では、モルタルやアクリル系の素材が使用され、機械による噴霧によって施工を行います。

手作業では難しい大面積の施工や、高い位置にある天井などの作業を効率的に進められるため、商業施設や公共建築物などの大規模な現場でよく採用されています。

施工の流れは、主に以下の通りです。

  1. 施工準備
  2. 下地処理
  3. 吹き付け作業
  4. 左官鏝塗り作業
  5. 施工完了

詳しくは下記のページで説明していますので、合わせてご確認ください。

関連記事:コンクリート構造物 劣化補修 剥落補修 吹き付け左官工法

セルフレベリング工事

セルフレベリング工事は、床面の仕上げや下地づくりに用いられる工法の一つで、液状の材料を流し込むことで、自然と水平な表面を形成する技術です。

この工法は、床の凹凸を均一に整えることを目的としており、施工後の仕上げ材(タイルやフローリングなど)が美しく設置できるようにするための基盤を作ります。

特に、平滑性が重要な工場やオフィスビルなどの広範囲な床施工において効果を発揮します。

施工の流れは、主に以下の通りです。

  1. 施工準備
  2. 下処理
  3. プライマー塗布
  4. セルフレベリング流し込み
  5. 完成

詳しくは下記のページで説明していますので、合わせてご確認ください。

関連記事:セルフレベリング工事

モールテックス施工

モールテックス施工は、薄塗りでありながら高い耐久性と防水性を兼ね備えた仕上げ材を使用する技術です。

この工法は、モルタルの強度やデザイン性を活かしつつ、通常のモルタルよりも薄く塗ることが可能で、洗練された仕上がりを求める内装や外装に適しています。

特にモダンでスタイリッシュな印象を与えることができるため、住宅だけでなく店舗や商業施設など幅広い空間で採用されています。

ジョリパット施工

ジョリパットの施工とは、外壁や内壁に使用される高品質な仕上げ材「ジョリパット」を活用する工事です。

この素材は、独特のテクスチャと豊富な色彩のバリエーションが特徴で、美観性と耐久性を兼ね備えた仕上がりを実現します。

施工の工程では、まず下地を適切に調整し、平滑性や接着性を確保するための下地処理を行います。

この段階では、ひび割れや凹凸を補修し、専用のプライマーを塗布することが一般的です。

次に、ジョリパットをコテやローラーで均一に塗り広げ、模様や質感をデザインします。

熟練した職人は、コテの使い方を工夫することで、多彩な仕上がりを生み出すことが可能です。

店舗内装の事例

最後に、弊社の店舗内装の事例をご紹介します。

それぞれ左官工事を行った事例となりますので、ぜひ参考にしてください。

モールテックス床の事例

モールテックスは「デザインコンクリート」と称される高機能素材で、1mmから施工可能ながら高い耐久性と防水性を備えています。

そのため、屋内外を問わず玄関や床など耐久性が求められる場所に幅広く使用されており、弊社としても多くの店舗床に採用しています。

ジョリパットの事例

外壁や内壁に使用される高品質な仕上げ材「ジョリパット」を塗布した事例です。

店舗の内装に合わせたオリジナルの色を作ることができ、デザイン性の高い店舗内装を実現したい方にはおすすめできます。

弊社のジョリパット施工の事例として代表なのが、カフェです。肌色の壁、落ち着いた色味のレンガ貼りの柱など、お客様が落ち着くような空間を演出できています。

店舗内装の左官工事ならフロアエージェントまで

弊社では、店舗はもちろん、戸建てや小規模の左官工事も対応しております。

具体的には、漆喰やジョリパット、モールテックス、ビールストーン、リンクストーンなどを使用する内装の仕上げ左官から大規模左官工事まで全て対応可能です。

左官業者をお探しの方は、ぜひご相談ください。