開発目的
締固めの効果と従来型のタンパーとの違い
従来型タンパーの課題としてあげられるのが、ボード全体の振動数値にバラつきがあることです。これは振動が起こり始めてからボード内にレベリング流動が起きた時の表面の材料配置にも影響があり、レベルの平坦性を確保するという観点から、タンピングボード全体の振動数値を同一にする必要がありました。
そこでリバイブロボは従来行われてきたエンジン式タンパーに比べ約3倍の締固め加速度にて作業を行えるだけでなく、タンピングボード全体の振動数値を同一にすることで振動によるレベリング流動によて表面に行き渡る材料配置が均一になり、平坦性を構築することが可能になりました。これにより例えばボードの左右端部で床面に3 ~4㎜のレベル誤差があった場合でもリバイブロボが振動すると同一の振動によって表面張力の作用でレベル誤差が改善されることから、フレッシュコンクリートを均す際の「締固め」および「均し」の重要工程をさらにグレードアップさせた機械となりました。
また環境対策としてリバイブロボはリチウムイオンバッテリー搭載により電池式タンパーとしては世界初となり、これまで世界中に存在するエンジン式タンパーに先駆けてコンクリート均しをEV化することで排気ガスをゼロにし、これから訪れる脱炭素社会に向けた建設業の低炭素化や脱炭素化の取り組みとしてリバイブロボは脱炭素化工法を推奨してまいります。
排気ガスをゼロにすることで冷凍冷蔵倉庫などの締め切った場所のコンクリート打設や、一酸化炭素中毒のリスクのある場所において活用することで安全対策としても有効なことから、現在あらゆる用途において施工依頼、施工計画の検討に挙げられています。
物流施設や工場において今後定量化された施工を検討する際には、リバイブロボを締固め均し機として採用いただき、耐久性向上の一助として役立てていただきたいと思います。