物流施設の倉庫エリアやトラックバースのコンクリート床補修は部分的なものが多く、実は短時間で施工が完了するケースが大半を占めています。また定期的に保全の補修を行うことで大幅な予算を投じることなく床面全体が健全となり生産的な床面を継続的に維持することが可能になります。このページでは物流倉庫・工場の床補修を小規模、中規模、大規模に分けて解説いたします。床補修をご検討の際はぜひこの機会に弊社までご連絡ください。
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物流倉庫・工場のコンクリート床補修全般
フロアエージェントにお任せください!
物流倉庫・工場に特化した床補修施工業者
弊社フロアエージェントは物流倉庫・工場の床補修を大小問わず全般に補修する施工業者です。このページをご覧いただき、床補修をご検討の際はぜひ弊社にお任せください。物流倉庫・工場に特化した施工機械や高耐久床材料を取り揃え、品質を確保し、最短工期にて施工いたします。
物流倉庫・工場の床補修
短時間で完了する小規模の床補修(部分補修)
倉庫エリアやトラックバースの欠損した箇所やキズ程度の補修であれば、速乾性のある材料を使用すると短時間で補修が完了し、その日から使用可能になるため場所によっては営業中であっても施工可能な場合が多いのです。逆に小さな欠損を放置していると欠損部分からさらに亀裂が深まり、コンクリート内部の鉄筋の腐食にもなることから早めの対処が必要と言えます。
- ▲コンクリート床の欠損
- ▲速乾性のある補修材を使用
- ▲補修された欠損箇所
中規模補修(100㎡~900㎡程度)
床面に欠損した穴が多い場合や、所々に段差があり営業に支障のある場合、または一部のエリアを補修して再利用したい場合などは高耐久床材を使用した薄塗り補修および研磨等で仕上げを施し、フォークリフトの走行やピッキングなどに支障の出ない床面を構築することでスムーズな作業環境が作れます。施工期間は100㎡~900㎡程度で2日~10日ほど要しますが、倉庫営業に支障のないよう各週の日を選定して補修することが可能ですので、ご検討の際は一度弊社にお問い合わせください。
- ▲床の段差は倉庫営業に影響します
- ▲高耐久材を使用した薄塗補修
- ▲補修後の物流倉庫・工場床
大規模補修(1,000㎡~10,000㎡以上)
床補修を大規模面積で行う場合は、事前に調査し、既存床の状態を把握する必要があります。全体として床レベルが高い場合や低い場合等があり、塗り補修または研磨補修など施工法を選定し、品質面とコスト面をご相談のうえ決定し、施工を行います。弊社にて過去に施工した事例をあげますと、4,500㎡の倉庫エリアを1回1,500㎡に区切り、3回施工として床補修した例がありましたが、この現場では床レベル調査を行い、全体として床レベルが低かったため下地処理を行った後に高耐久床レベリングを流し、乾燥後にレベル測定し研磨等で全体面積として±3㎜以下になるよう調整しました。施工期間としては1回1,500㎡あたり7日間程度で完了しました。補修後の現在はAGV走行(無人搬送車)を行う床として利用されています。
- ▲事前調査により目印のついた床
- ▲研削補修の様子
- ▲大規模補修は計画的な施工が大切
トラックバースの床補修
トラックバースは物流の生産力を左右する重要なエリアになりますが、経年による劣化やへこみ、段差等が生じ作業効率が低下することも多くあります。しかし日々の多忙な稼働により補修やメンテナンスが難しく営業を止めない限り補修が不可能と考えられておりますが、下記の2通りの補修方法により短時間で終えることも可能ですので一読いただき、ご検討のうえ弊社フロアエージェントまでご連絡ください。
①高耐久床材による部分補修
トラックバースはたとえ部分補修でも高い耐久性が要求されます。また営業を止めずに仕上げられる補修が望まれるため速乾性が求められています。そこで弊社にて施工する場合、高強度の40N(ニュートン)以上の高耐久床材で、かつ施工後6時間で車両の往来可能な速乾タイプの床補修材を使用し補修を施します。
②高耐久レベリング材による補修
トラックバースの床レベルが全体的に低い場合や大きくたわんでいる場所、または水たまりが多い補修するべき場所の面積が比較的大きい場合については、高耐久レベリング材を使用することにより、平坦性および平滑性を確保し、短期間で大面積のトラックバースの補修施工を行うことが可能になります。
床補修の施工期間について
床補修は数カ所の部分補修であれば短時間で施工完了する補修からエリアを分けて1ヶ月近くかかる補修までさまざまありますが、倉庫の営業日を避けて月に数回休日に施工を行い、半年~1年以上かけて施工することも多くあります。まずは一度お打ち合わせを行い、それぞれの床の状態に合わせて補修計画を作成して定期的に補修を行うことも可能ですのでぜひこの機会に一度ご相談ください。
物流倉庫・工場のコンクリート床補修 おもな施工例
床面に欠損した穴が多い場合や、所々に段差があり営業に支障のある場合、または一部のエリアを補修して再利用したい場合などは高耐久床材を使用した薄塗り補修および研磨等で仕上げを施し、フォークリフトの走行やピッキングなどに支障の出ない床面を構築することでスムーズな作業環境が作れます。施工期間は100㎡~900㎡程度で2日~10日ほど要しますが、倉庫営業に支障のないよう各週の日を選定して補修することが可能ですので、ご検討の際は一度弊社にお問い合わせください。
- 物流倉庫・工場のコンクリート床は高耐久が要求されるため、欠損を補修する際は、40ニュートン以上の強度発現により耐衝撃・耐摩耗を実現する補修材が望ましいといえます。また、速乾性のある補修材を使用することにより、さらに短時間で容易な補修を実現します。
①欠損
- ▲物流倉庫・工場の床補修には高い耐久性を持つ補修材を使用
- ▲欠損補修を行った物流倉庫・工場床
- 補修の中でもっとも難易度が高く、研磨のみによる補修と、いったん塗ってから研磨を行い色を合わせる補修があり、施主側との打ち合わせも必要になります。後者については接着性のあるものを塗布して一度塗り補修を行った後、研磨にて床レベルを合わせると同時に精度も確保する必要があります。
②摩耗などの傷
- ▲傷のある表面を研磨によってなめらかに補修します
- ▲いったん塗り補修を行う場合もあります
- コンクリート表面に生じている小さな穴や、意図的に開けた複数の穴を埋める際には、耐久性を加味した補修およびその表面の色合わせ補修が不可欠です。穴が開いている箇所を高強度の補修素地仕上げ材で補修することで、既存床と遜色ない仕上がりを実現できます。
③複数の穴
- ▲穴埋め補修は床の耐久性と既存床との色合わせがポイント
- ▲耐久性を高めるため穴が開いた箇所を研磨
- 突起物やふくれはコンクリート床の所々に見られ、「気になるけど補修するまでもない」と放置されがちですが、研磨による補修で床の生産性が上がります。補修にあたっては事前調査で床レベルを測定し、突起やふくれに目印をつけ、該当する箇所を研磨します。規模の大小を問わず、新設でも既設でも柔軟に対応可能なのも特長です。
④突起物・ふくれ
- ▲突起・ふくれに目印をつけて研磨補修
- ▲大規模でも小規模でも補修可能です
- 車両の走行が頻繁な物流倉庫・工場に多い床のへこみは研削による補修が難しいことから、一度高いところを研削した後、へこみ箇所については塗り補修を行うことにより、凹凸をなくして平坦かつ平滑な床に修正します。その後、床全体との色合わせを行って完了となります。
⑤へこみ
- ▲へこみ箇所は塗り補修によって平坦・平滑にします
- ▲床全体と色を合わせて完了です
- ゆがみやへこみ、突起などがコンクリート床の全体的に生じている状態で、比較的大規模な補修が必要となります。補修前に事前調査を行い、へこみは躯体補修で使用する補修材で補修を行い、突起は研削することで床レベルを平坦・平滑にした後セルフレベリングで仕上げます。
⑥不陸
- ▲平坦・平滑さを確認
- ▲現状をしっかり把握することで正確な施工につながります
- 床全体の色になじませる色合わせ補修は、従来の補修材では既存部分と補修部分で明らかな色違いが生じるものが多く、品質的な課題として懸念されていました。しかし昨今は多少の経年期間をともなえば既存部分と遜色ない色合わせを実現できる補修材も出てきており、弊社では色合わせとともに耐久性も考えた提案、および補修を行っています。
⑦色合わせ
- ▲既存床と色が合う補修材を使用
- ▲時間の経過とともに補修部分が既存床の色に合ってくる
終わりに
EC市場の拡大やAIの発展などを背景に、物流の戦略化は今後もさらなる加速化が見込まれ、物流倉庫・工場の役割も今後さらに複雑化することは想像に難くありません。弊社はコンクリート床のプロフェッショナルとしてお客様が求める今のニーズにお応えするとともに、一歩先の未来を見据えるマインドを持って、日々の努力を怠ることなく前進してまいります。