物流倉庫で使用される床とは、一般的に物流業界において商品の保管・仕分け・出荷などの作業が行われる倉庫部分のコンクリート床のことを指します。
倉庫床は棚を所定の位置に設置し大量の商品を扱う部分や、重車両やフォークリフトの往来もあるため、ため、そこで使用する床は高い強度・耐久性を要求されます。
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物流倉庫床に起こる問題
高強度および高耐久性が求められる物流倉庫床
▲高耐久を求められるトラックバース床
弊社フロアエージェントは、物流倉庫のハードに使用される床において新設工事から改修および補修工事まで承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。
物流倉庫床に起こる5つの問題
▲摩耗部分に汚れが付着してしまった物流倉庫床
物流倉庫の床には、以下のような問題が生じる場合があります。
1. 摩耗・劣化
物流倉庫床は荷物や機械の移動などの作業が行われるため、摩耗・劣化が起こりやすく、表面層がボロボロになってしまうことがあります。
▲物流倉庫床には表面強化剤施工が採用される
一般的に、物流倉庫床はコンクリート素地仕上げになっていますが、コンクリート施工後に表面強化剤(浸透性表面強化剤)が施されており、目には見えませんが保護されているのがほとんどです。
▲表面強化剤施工直後の物流倉庫床
表面強化剤は主に、コンクリート床面に散布することで表面硬度を高め、耐久性を向上させる役割があり摩耗にも強く、ホコリの発生を抑制する効果や、防水性や防塵性を向上させる効果あるため非常に多くの倉庫床に採用されています。
詳しくは表面強化剤のページをご確認ください。
▲度重なるフォークリフト走行が床の摩耗や劣化につながる
床面に荷重が加わることで、コンクリート床にひび割れが生じる場合があります。温度変化や地盤沈下、振動などが原因で発生しやすいひび割れもあれば、フォークリフトや重車両の往来によるひび割れ発生もあり、衛生面や安全性から見ても物流倉庫にとってひび割れは深刻な問題とされています。
▲コンクリート内部の緻密化がひび割れ抑制につながる
ひび割れ抑制として、弊社では物流倉庫床の新設時に再振動工法をご提案いたします。
コンクリート打設時のバイブ突きに加え、トンボや機械で均したあと、ブリーディング水があがってきた頃合いに、タンピングタンパーを用い再振動締固めを行います。表層をタンピングタンパーにて再振動締固めを施すことでコンクリート内部の密度が増し、強度が向上します。
詳しくは再振動工法のページをご確認ください。
▲物流倉庫には安全面でも防滑性が求められる
床面が濡れていたり、汚染物質が付着している場合、滑りやすくなり、安全性に問題が生じることがあります。
▲金鏝仕上げでも表面を粗面に仕上げるフレスノ仕上げ
防滑性の向上は、弊社では新設時のコンクリート床仕上げの際、金鏝仕上げにフレスノ仕上げをご提案いたします。
▲フレスノ仕上げを施した床は防滑性に優れる
このようにフレスノ仕上げを行うとコンクリート床表面が粗面になり、物流倉庫に相応しい滑りにくい床に仕上がります。
詳しくはフレスノ仕上げのページをご確認ください。
▲左からタイヤ痕、もらいサビ、オイル染み
物流倉庫のコンクリート床に汚れが付着している場合、清掃が困難となり、洗浄コストが増加することがあります。
特に画像のような従来の洗浄では落としきれない、タイヤ痕やもらいサビ、オイル染みなどの汚れが問題となっています。
▲最大加圧250kgの強力洗浄で3000㎡/h~のスピード洗浄が可能
フロアエージェントでは機械を使った強力洗浄による大面積洗浄が可能や、専用ブラシを用いた強力部分洗浄で、物流倉庫の引渡し時はもちろん、原状回復工事等でも洗浄の仕事を承っております。
詳しくは洗浄の記事のページをご確認ください。▲フォークリフトが通るたびにキュッキュと音が鳴る床の一例
コンクリート床の仕上げ方によって、運搬、機械運転などが環境に大きな騒音を生じる可能性があります。様々な機械や重量物を運搬するために、フォークリフトやパレットジャックなどの車両が頻繁に行き来します。そのため、床面から発生する騒音が問題になります。
▲騎乗式トロウェル円盤掛けによる最終床仕上げ
騒音対策としては、物流倉庫床の新設時に弊社では騎乗式トロウェルやハンドトロウェルを用いた円盤仕上をご提案いたします。
円盤仕上についてはこちらをご覧ください。▲粗面に仕上げたトラックバース
目粗しすることにより床面から発生する騒音を抑制することが可能です。
弊社フロアエージェントは、このように物流倉庫にまつわる各種課題を、新設・既設問わず解決策をご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください。