※1㎜以上の厚みを持たせた床の施工の様子
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塗床工事と床塗装の違い(塗り床材と塗料を選ぶポイント)
この記事では、塗り床(ぬりゆか)と床塗装(ゆかとそう)の違いについて解説いたします。
塗り床と床塗装って同じ意味ではないか?との声が聞こえてきそうですが、実は塗り床と床塗装には違いがあるのです。
大きく分けて塗り床(ぬりゆか)とは、主に工場や倉庫など製造や工業製品などを扱う場所に用いられる厚膜塗料のことを指し、一般の塗料とは違いハードに使用される床に対しても非常に強い塗料ですので、耐久性に優れ剥がれや衝撃にも強く、施工後は数年にわたってメンテナンス不要な塗り床材も存在します。
▲厚膜塗料をコテ塗りしている様子
一方で床塗装(ゆかとそう)とは、歩行や生活するために使用さで、住宅や物置きなどの一般的な床塗装工事として採用されています。
▲ローラーで床塗装をしている様子
塗床、床塗装施工業者
弊社フロアエージェントは豊富な塗料を取り扱い工場倉庫の塗り床工事及び床塗装工事を行う専門の施工業者です。とくに工場倉庫など、ハードな床に使用される用途において塗り床工事の業者をお探しでしたら、是非この機会に弊社までご相談ください。各種お見積もりから施工まで迅速に対応しております。
塗床工事の主な材料とは
厚膜型エポキシ樹脂系
塗り床工事の中で最も多く使用されているのが、エポキシ樹脂系と言われる塗り床材になります。こちらは高強度と耐久性能を兼ね備え衛生的であることから、多くの製造現場などにおいて採用されています。
床の厚みは0.8㎜、1㎜、1.2㎜、2㎜、など塗り床の厚みも調整可能で、骨材を入れて防滑工法とすることも可能です。床が滑るなどの対策にも対応可能なことから、厚膜型エポキシ樹脂系の塗り床材は各種工場、クリーンルーム、厨房、給食室、倉庫などに最適です。
▼床の厚みのイメージ図
▲厚さ0.8㎜流しのべコーティング工法
▲厚さ1㎜ 防滑工法
※ABC商会より抜粋(弊社はABC商会特約施工販売店です)
厚膜型硬質ウレタン樹脂系
厚膜型のウレタン樹脂は、自動車整備工場や機械工場、実験室などの用途において使用される場合が多く、重量物の運搬、耐摩耗性や耐衝撃性にも優れコンクリート床内部のひび割れにも追従することから、改修工事やリニューアル工事などで多く採用されています。この材料の特徴は、他の塗り床材に比べ弾性があり、どのような下地コンクリートの上面においても仕上げ可能なので、古いコンクリートの下地や油分の多い古い床においても、施工可能になります。
水性硬質ウレタン系
水性硬質ウレタン系は、塗り床の中で最もタフな材料として知られており、点の衝撃や耐荷重、摩耗性、熱、砂糖、溶接熱、熱湯、冷水などに対しても問題なく使用可能ですので、厨房や食品工場では最適な塗り床材として多くの現場様から採用いただいております。
床の厚みは4㎜、6㎜、9㎜と他の製品より厚みは若干つきますが、抜群な耐久性能を考えると10㎜以内で収まる最も耐久性に優れた塗り床材は存在しないことから、強度や硬度において長期間使用される場合やハードに使用される床全般において、最上級グレードの塗り床材のクラスになります。
是非この機会にご検討いただきお見積り及び施工のご依頼、材料選定のご相談などございましたら一度弊社フロアエージェントまでご連絡ください。
▼床の厚みのイメージ図
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▲厚さ4㎜ SD工法
▲厚さ6㎜ MH工法
※ABC商会より抜粋(弊社はABC商会特約施工販売店です)
床塗装工事の主な材料とは
薄膜型水性アクリル樹脂系および薄膜型ウレタン樹脂系
物置や軽作業などをする場所の一般的な塗装工事に使用される塗料のタイプが、薄膜の水性アクリル樹脂系及び薄膜型のウレタン樹脂系などがあり、アクリル系はウレタン系に比べ軽歩行や物置などの比較的衝撃の少ない床に用いられます。
また、ウレタン樹脂系はアクリル系に比べ強度が増しているため比較的ハードな床の用途に適しています。床塗装工事で材料および塗料をご検討のかたは弊社までご相談ください。
塗り床工事の使用用途
・工場、倉庫等フォークリフトや重車両の往来が激しい場所
・重い機械などが置いてある場所
・油や水、砂糖や塩などの腐食原因のものを扱う食品工場
・熱の影響を受ける床など
塗り床工事は耐久性や床の強度が求められ厚膜型の塗り床材で厚さ1㎜以上の厚みを持たせることが最も適しています。
床塗装の使用用途
・工場、倉庫等フォークリフトや重車両の往来が激しい場所
・物置
・厚みを持たせなくても安全な用途の床
床塗装で施工する場合は、0.8㎜~1㎜程度の厚みで防塵効果や見た目の美しさを求めることが目的の場所で使用されています。
※1㎜以下の厚みで十分な床の施工の様子
対応エリア
※遠方の方もお気軽にお問合せください。
東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木など関東一円で承っております。
施工面積、工事内容によっては、全国各地へ出張させていただいております。
まずは、工事内容を含めまして、一度お気軽にご相談ください。
塗床材と床塗装の決定的な違い
使用される用途が物置や人が出入りする通路や廊下などでは、0.3㎜~0.8㎜程度の防塵塗装および薄膜の厚みがない塗料でも品質的に使用可能になります。
また一方で床の凸凹やひび割れが激しい工場や、摩耗や衝撃を受ける倉庫床、食品を扱う工場などには、1㎜以上厚みを持たせた塗り床を行うことが望ましいと言えます。
厚みが必要な床に薄い塗料を塗っても、1年も経たないうちに剥がれ、またやり直すことなってしまい無駄なコストをかけることになります。
逆に耐荷重がそこまで不要な床に厚膜型を使用して過剰品質を提供したりと提案をするケースの業者もおりますが、コスト高になることもあることから、事前に使用される床の用途を確認して業者と打ち合わせる必要があります。
以上のことから、弊社では使用する用途によって機能する塗料および塗り床材をご提案させていただいております。まずは一度弊社フロアエージェントにご連絡ください。
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▲倉庫物置床に薄膜塗料を施している様子
▲工場床に厚膜塗料を施している様子
ここからはこれまでの塗り床と床塗料の違いや材料選びのポイントをご確認のうえ、施工事例をご覧ください。
下記の写真のように、重車両やフォークリフトによる往来激しい場所、衝撃や摩耗を受けやすい工場、倉庫などの床には、耐久性が高く長期間使用可能な厚膜型エポキシ樹脂系の塗り床材が適しています。
▲厚膜型エポキシ樹脂系施工イメージ
自動車工場、印刷工場などのひび割れが起きやすい場所には、ひび割れに追従する役割を担う材料をご提案させていただきます。
▲厚膜型硬質ウレタン樹脂系施工イメージ
食品工場や厨房で油や水、調味料を多く使用する腐食した床や繰り返し塗り替えしているような床では、下記の写真のように脆弱な床をしっかり保護する耐熱性のある塗り床材が適しています。
▲水性硬質ウレタン樹脂系施工イメージ
お急ぎのお客様は、現場の情報をお伝えいただければすぐに概算でお見積りをご提出させていただきます。
また、ご予定に合わせて現地調査を行い使用する塗り床材や施工内容、工期、工法を含めて詳しくご説明させていただきます。
材料の価格は施工面積、施工内容、条件等により変動いたしますのでどの位費用がかかるかなど、まずはお気軽にお問合せください。
工場、倉庫の新築、既存の塗り床工事も承っておりますので、是非この機会に一度弊社へご連絡ください。
塗り床工事の施工手順の例
①下地のひび割れや凹凸がある場合は修復し、レイタンス、油汚れなどをしっかり除去して下地環境を良好にします。
写真は、研磨機で健全な床を形成している様子です。
②不陸の著しい箇所にパテ補修を行っている様子です。
③下地剤となるプライマーを薄く均一に塗布している様子です。そのあとしっかり乾燥させます。
④下塗り剤をコテやローラー、刷毛を使って塗装します。
⑤下塗り塗装が硬化した後、上塗り剤をコテやローラー、刷毛を使って塗装します。
⑥完成