再振動コンクリート工法とは、コンクリート打設均し終了後、ブリーディング現象(浮き水)が発生した時点で、再振動締固め機械(振動タンパー)を使用し、段階的に振動を与える事で、通常のバイブレーターでは取り除けない気泡や空隙、コンクリート中の水ミチを除去することが可能となり、高密度なコンクリート上面を形成し、ひび割れ防止対策および耐久性の向上、中性化の抑制としても大きな効果が期待できる工法です。
弊社では従来のエンジン式タンパーに変わり、最新のリバイブタンパー(EV:電池式)を導入したことで、従来の3倍の締固め加速度で再振動締固めを実現し、更に密実なコンクリート床を形成することが可能です。
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再振動コンクリート工法・再振動締め固め
※㎡:500円~※施工面積、施工条件、施工環境、その他遠方などにより増減あり

コンクリート中のエアや気泡を除去し、密実なコンクリート床を形成します
再振動コンクリート工法は、土間コンクリートの現場では必須多くの素地仕上げ現場で推奨されている工法です

物流倉庫、格納庫、滑走路、ロジスティクス計画におけるインフラ全般、工場、駐車場、多目的広場など、ひび割れ抑制や耐久性の求められる床の施工において、再振動締固め工法は必須と言えます。
弊社のリバイブタンパーは、従来のエンジン式タンパーに比べ、3倍の締固め加速度が得られます
弊社開発のリバイブタンパー(EV:電池式)は、従来のエンジン式タンパーの3倍の加速度で高周波振動を与えるため、コンクリート内部の気泡および空隙を効率よく除去し、密実なコンクリートを形成します。従来の締固め効率が上がることにより、エアーや気泡の上昇も3倍上がることから、さらに密度の高いコンクリート床が効率的に形成されます。
▲リバイブタンパーにより気泡空隙が浮き上がり除去される
▲弊社開発リバイブタンパー(EV:電池式)
再振動コンクリート工法の目的
下記の写真は、締固めの不十分な例としてあげられる典型的なひび割れ写真です。再振動コンクリートの目的はコンクリート打設時に行われるバイブレーターに併用して、初期振動タンピングを行いブリーディング発生時に時間差による締固めを行う事で、亀甲クラック、プラスチックひび割れ等の初期に発生するひび割れに対し有効であると同時に、高密度なためひび割れ幅を最小限に留める作用も働く事から再振動コンクリートは、コンクリート打設に欠かせないひび割れ抑制に有効な手段として、広く採用されています。
▲ひび割れが発生したコンクリート床

▲ひび割れが抑制されたコンクリート床
ひび割れ抑制を実現する高密度な再振動コンクリート工法
▲バイブレーター
▲リバイブタンパーによる締固め

▲びび割れ抑制された緻密なコンクリート床を持つ物流倉庫の例
再振動コンクリート工法で得られる効果

土間コンクリートのひび割れ抑制には打設中の締固めを段階的に行い、密度の高いコンクリート床を形成する必要があります。棒形のバイブレーターを使用し、敷き均しを行った後、ブリーディングの時点で再振動締固めを行うことにより、初期振動で取り除けなかった気泡や空隙が再振動締固めを行う事で、左写真のようにひび割れの根本原因である相当数の空隙が除去されていることから、再振動締固めによる高密度化の効果が目視においても明らかです
強固なコンクリート床を作るためには

強固なコンクリート床を作る上で不可欠な締固めは、打設均し時に行うことも効果的ですが、より締め固め効果を得るためには打設均し終了後の水浮き時点に再振動を与えることが最も締め固め効果を得られます。この段階がひび割れ防止のために最適なタイミングとなります。
再振動締固めの時期

再振動締固めの時期はコンクリート打設均し後のブリーディング(水浮き)時点に行うことが重要です。再振動締固めを行うと余剰水が表面に浮き出てきます。これはコンクリート中の水ミチが再振動によって除去されて押し上げられて出てきた水になります。その表面に浮き出た余剰水はゴムベラなどで水切りを行います。打設均し時に振動を与えることは良いことですが、再振動の本来の目的を果たす上では効果が得られないため、均し後に締固めを行うことが、ひび割れ防止効果の高い締固めと言えます。
再振動締固めのタイミング

コンクリートの凝結が進み、コンクリート表面に作業員が乗れる頃合いで再振動を行うと、凝結の邪魔をしてしまい、逆に亀裂や割れの生じる恐れがあるので再振動締固めのタイミングはとても重要と言えます。最もコンクリートの再振動効果の高いタイミングは、水ミチの形成され始めたブリーディング時点に行うことが望ましいタイミングです。
再振動コンクリート工法 再振動締め固めのことなら弊社にお任せください

弊社では、従来のエンジン式タンパーに比べ、3倍の締固め加速度が得られる、バッテリ駆動式のリバイブタンパーを再振動コンクリート工法において導入しています。従来のエンジン式タンパーよりも、コンクリート内部の気泡および空隙を効率よく除去し、密実なコンクリート形成が行えます。バッテリ駆動で排気ガスを排出しないため、脱炭素工法としても有効で、閉め切った現場でも使用可能です。

バッテリ駆動式リバイブタンパーは、排ガスによる一酸化炭素中毒のリスクがなく、閉め切った部屋や冷凍倉庫など、室内の打設でも安心して施工が可能になります。また、排気ガスを排出しないため、環境にも配慮した低炭素工法としても幅広く採用されています。
再振動コンクリート工法で抑制できるひび割れ
弊社では、従来のエンジン式タンパーに比べ、3倍の締固め加速度が得られる、バッテリ駆動式のリバイブタンパーを再振動コンクリート工法において導入しています。従来のエンジン式タンパーよりも、コンクリート内部の気泡および空隙を効率よく除去し、密実なコンクリート形成が行えます。バッテリ駆動で排気ガスを排出しないため、脱炭素工法としても有効で、閉め切った現場でも使用可能です。
凍害ひび割れ

凍害ひび割れは、コンクリートの内部に残留した水分が凍結し体積が膨張すると、その圧力を分散させる空間が不足することにより発生します。
これにより、コンクリート表面がひび割れが発生したり、表層が剥離したりします。この現象によるコンクリートの劣化は、繰り返すごとに悪化していくため経年で被害は甚大化していきます。特にひび割れが発生した場合には更に深いひびが入ってしまいます。
再振動締固めを行えば、通常の締固めのみの場合よりコンクリート内部の余分な水分を抜くことが可能となるため、ひび割れ予防に効果的です。寒冷地における土間コンクリート工事現場では再振動締固めを施工して凍害に備えることをお勧めします。
プラスチックひび割れ

コンクリート打設後、コンクリートが完全に硬化しきっていない状態で表面のみが先に乾燥してしまうことにより、表面が収縮してプラスチックひび割れが発生します。不規則なひび割れが表面に多数発生するのが特徴です。フレッシュコンクリートの表面が高温外気に曝されやすい夏季の現場において頻繁に発生します。
このタイプのひび割れについては、充分な再振動締固めを行い、フレッシュコンクリート内部の水を表面に浮上させ、仕上げ前の乾燥を遅らせることで予防が可能です。プラスチックひび割れによる細かなひびから、コンクリート内部に水分が侵入することで土間コンクリートの劣化が早まるので、細かなひびといえども対策をお勧めしています。
沈降ひび割れ

沈降ひび割れは、打設直後から始まる可能性もあるひび割れです。ブリーディング現象によってコンクリート内部に生じた空隙が原因となりコンクリートの表層が沈降することによって発生します。特に、鉄筋や型枠によってコンクリートの流動が制約されると沈降ひび割れが発生しやすくなります。この症状はブリーディング現象の影響が大きい冬季に頻発します。
仕上げ前に再振動締固めを行うことによってコンクリート内部の水分を適切に抜いたり気泡を逃がすことにより、コンクリート内部に生じる空隙が減少し、沈降ひび割れの発生を予防できます。
コンクリート打設方法に関するひび割れの要因
コンクリートのひび割れの要因には様々な事項が存在しますがコンクリート打設方法によるものについては、再振動締固めによって発生リスクを防止することができます。
凍害ひび割れ
通常の締固めのみではコンクート内部に空隙やブリーディング現象の際に生じた水みちが残ってしまいます。施工完了翌日に初期段階のひび割れが発生することもあります。それ以降に関しても施工後28日以内に発見されるものや4週目以降に発見されるものもあります。施工完了から発見されるまでの経過日数によって細かな日数は異なりますが、再振動締固めによってコンクリート内部の水を抜き、水ミチ・空隙を除去すればひび割れのリスクを防止できます。
コンクリートの水分量が多い
一般的な土間コンクリート工事会社では立米あたり175kgの水分を使用していますが、フロアエージェントでは立米あたり160㎏の水分量でコンクリート打設を施工するようにしています。そのためひび割れの発生リスクの低い緻密で強固なコンクリートになります。水分量を削減するとワーカビリティが低下するので一般的には人工が増大しますが、弊社では低水分量のコンクリート打設を大面積で施工する場合でも、バッテリー駆動式リバイブタンパーの導入など機械化によって効率化を図っています。
粗骨材の含有率が低い

沈降ひび割れは、打設直後から始まる可能性もあるひび割れです。ブリーディング現象によってコンクリート内部に生じた空隙が原因となりコンクリートの表層が沈降することによって発生します。特に、鉄筋や型枠によってコンクリートの流動が制約されると沈降ひび割れが発生しやすくなります。この症状はブリーディング現象の影響が大きい冬季に頻発します。
仕上げ前に再振動締固めを行うことによってコンクリート内部の水分を適切に抜いたり気泡を逃がすことにより、コンクリート内部に生じる空隙が減少し、沈降ひび割れの発生を予防できます。
再振動コンクリート工法における配合

物流施設などの重量物の往来の激しい用途においては、単位水量を下げ、粗骨材率を上げ、細骨材率を下げるといった配合計画を立てることをお勧めします。
強固なコンクリート床は再振動締固めで決まる

▲打設時においても平面振動による締固めは必須となります。
弊社では倉庫や工場などの用途においてはスランプ値15以下で打設することをお勧めしますが、打設均しにおいても締固めを蜜実に行うことが重要と言えます。
再振動を行う前に、できれば通常のバイブレーターと平面振動を併用した回数を増やす必要があります
コンクリート再振動 単価について
施工単価 | 500円~ ※施工面積、施工条件、施工環境、その他遠方などにより増減有り |
再振動コンクリート工法についてお気軽にお問合せください

物流倉庫や工場、インフラ整備など、強固なコンクリート床を作る工法として長きにわたり研究してきた再振動コンクリートをこの機会にご採用頂き、ユーザーの要求品質に応えられる工法としてご活用ください。
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