①ミニスクリードによるレベル精度の均一化
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レーザースクリード機械(ミニスクリードC) 施工事例
次々と採用されているレーザースクリード機械(ミニスクリード)
フロアエージェントは、2017年からコンクリート自動均し機械レーザースクリード(ミニスクリードminiscreed)の導入を開始いたしました。
これまでに延べ50万㎡以上の実績を積み上げており、今後さらに全国各地での需要拡大を予測しております。
下記は一部ですが大面積床の施工事例になります。
レーザースクリード(ミニスクリード)で施工した一部施工事例
▲北海道石狩市 物流倉庫 70,000㎡
▲埼玉県北本市 物流倉庫 55,000㎡
▲埼玉県春日部市 物流倉庫 22,600㎡
▲埼玉県草加市 物流倉庫 13,000㎡
大面積床、大型物流倉庫、工場、ショッピングモールなどのコンクリート工事は、ミニスクリードを採用した工法が最適です。
レーザースクリード機械(ミニスクリード)によるコンクリート床施工はフロアエージェントにお任せください。
レーザースクリードが採用されている理由
レーザースクリード機械(ミニスクリード)は自動化されたコンクリート均し機械で、例えばひとつの現場で10,000㎡以上の大面積のコンクリート工事を行った場合、技能工の良し悪しに関係なく、だれが、どこで、コンクリート均しを施しても、同じ高さのレベルでコンクリートを均すことが可能になる画期的な均し機械になります。
▲大面積床をレーザースクリード機械(ミニスクリード)によるコンクリート均し
実はこれまで土間コンクリート仕上げの精度は、技能工の良し悪しによって大きく左右するといっても過言ではなく、職人のトンボ均しや定規均しの精度によって床レベル高さやバラツキも大きく影響されていました。
それをミニスクリード機械で自動均しを行うことで技能工の良し悪しに関係なく安定したレベル精度を確保することが容易になります。
▲トンボによるコンクリート均し
▲ミニスクリードによるコンクリート均し
レーザースクリード(ミニスクリード)を使った床仕上げ工法
レーザースクリード均しは、コンクリートの量を統一して平均的なレベルをつくることが出来ますが、その後に床仕上げを行わなくてはならず、最終仕上げにおいて平坦性平滑性をつくる必要があります。レーザースクリードを使ってなおかつ最終仕上げまでを行える床仕上げ工法が弊社で開発しましたLCS工法という床仕上げシステムになります。
①レーザースクリード均し
▲ミニスクリードによる
初期振動締固め②再振動締固め
▲再振動機械による
コンクリート締固め③騎乗式円盤掛け
▲騎乗式機械による
表面加圧
LCS工法は上記のとおり、レーザースクリードによる初期振動均しを行い、その後ブリーディングが発生した時点において再振動締固めを行います。表面が凝結とともに仕上げられる頃合いに、騎乗式トロウェルによる表面加圧を行い不陸修正を繰り返し行います。それによって平坦性平滑性を確保したのちに最終仕上げを行います。
▲LCS工法によるレーザースクリード使用の床仕上げ
この3つの工程を含む最終仕上げまでのプロセスがLCS工法となります。LCS工法は特許工法になっていますのでレベル精度、耐久性能の向上を求められる床や、精度を求められる床についてご依頼、ご用命の際は弊社までご連絡ください。
▲LCS工法とレーザースクリード使用による最終仕上げ写真
以上の理由から、レーザースクリードのみならず打設コンクリート均しから最終仕上げまでの施工プロセスをすべて弊社にて請け負うことによりレベル精度、平坦性平滑性を確保することがレーザースクリードの採用理由になっており、年間10万㎡以上のプロジェクトにおいて年々施工面積が増えている現状があります。
弊社では、これまでレーザースクリード機械(ミニスクリード)を使用し、数々の大面積のコンクリート床均しから仕上げまでを行ってまいりました。ここからは3つの施工事例を詳しくご紹介させていただきます。
レーザースクリード(ミニスクリード)施工事例1
施工場所 千葉県八千代市GLP八千代Ⅲ
使用用途 倉庫
延べ面積 60,000㎡
施工内容
5階建ての物流施設を、コンクリートの品質的観点から先行屋根葺き工法により、先に屋根をかけてからコンクリート打設する方法をとっているため、コンクリートの品質は屋外のコンクリート打設に比べて剥がれやひび割れのリスクを大幅に低減できるため、コンクリート打設においての環境としては良好と言えます。
また1打設あたり1,200㎡の打設になるため、技能の良し悪しに関係なくミニスクリードを採用し、全体面積のレベル精度を安定させることで5万㎡以上の面積に対してレベル精度、耐久性能、美観に優れた良い床を構築することが可能になりました。
結果としてミニスクリードを採用した結果、全体としてレベル精度±3㎜以下を70%、±5㎜以下を84%、3m以内±7㎜以下を95%以上達成しました。
▲ミニスクリードで均している様子
▲仕上がり写真
レーザースクリード(ミニスクリード)施工事例2
施工場所 埼玉県越谷市 越谷ディストリビューションセンター
使用用途 物流施設
延べ面積 12,000㎡
施工内容
10,000㎡以上の面積があることから、お施主様の希望により全体としてのレベル精度の均一化とひび割れ抑制を希望していたため、ミニスクリードの使用と再振動締め固め、騎乗式円盤掛けによる表面加圧を採用したLCS工法(特許取得済み)で全体を仕上げました。
材料の空気量を3%台にしてミニスクリード及び再振動を行い締め固めた結果、気泡が除去され蜜実性が上がり初期クラックの低減に繋がりました。
▼LCS工法のイメージ写真
- ①ミニスクリードによる均し
- ②リバイブロボによる再振動締固め
- ③騎乗式円盤掛け
▼締固め効果によるひび割れ抑制のイメージ図
- ▲再振動を与える
- ▲水分を浮上させる
- ▲密実なコンクリート内部
レーザースクリード(ミニスクリード)施工事例3
施工場所 埼玉県さいたま市岩槻区 岩槻物流センター
使用用途 物流施設
延べ面積 21,000㎡
施工内容
20,000㎡以上の床であったため、レベルの安定を図る目的でミニスクリードが採用されました。ひび割れ抑制、耐久性能、美観を追求する際は、一つ一つの工程に対して何が効果的なのか検証する必要があります。
ミニスクリードはレベル精度の安定、再振動締め固めはひび割れ抑制、騎乗式表面加圧は平坦平滑な床を構築する際に必須と言える工程になります。
▼岩槻物流での施工の様子
②再振動締固めによるひび割れ抑制
③騎乗式円盤による表面加圧で平坦性、平滑性を実現
④最終仕上げの鏡面仕上げまたはフレスノ仕上げによって美観を構築
上記の写真のように岩槻物流においても、これらの要求品質から採用されましたが、昨今ほとんどの物流倉庫でレベル精度、耐久性能、美観は必須であることから多くの物流施設においてミニスクリードをはじめとする工法は多く採用されています。
弊社では、早い段階でこれまでの手均しから機械化を取り入れ作業の省力化と品質向上を実現させてきましたが、お客様の要求品質が今後さらに高まると予測しており、レーザースクリード機械(ミニスクリード)の採用を積極的に推奨させていただくとともに、これからも常に時代に先駆けた工法のご提案、開発をすすめてまいります。
今回の記事は土間コンクリート機械化施工の一部であるレーザースクリードについてご紹介させていただきました。弊社では、ミニスクリードのほかに数々の土間コンクリート機械化施工を実施させていただいております。
今後の案件におきまして、機械化施工をご検討の方は弊社フロアエージェントまでご相談ください。
工法のご説明やお見積りまたは急なご依頼にも迅速に対応いたします。
施工価格
施工単価は、㎡あたり500円~承ります。
価格については、使用用途、施工面積、施工条件などにより増減いたしますのであらかじめお知らせいただければ、概算見積をご提出させていただきますので費用などご確認いただきご検討ください。
対応エリア
東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木など関東一円で承っておりますが、施工面積、工事内容によっては、全国各地へ出張させていただいております。
まずは、工事内容を含めまして、一度お気軽にご相談ください。
事例2でご紹介したLCS工法はこちらから!