モールテックス(Mortex)について
モールテックスはベルギーのビール社が開発した左官材で、特徴は水まわりを含む屋内外のさまざまな場所に施工できる自由度の高さと、素材自体の耐久性にあります。加えてその意匠性の高さからインテリア業界全体で根強い人気を博しています。
個人宅やオフィス、飲食店などのインテリアで大人気のモールテックス。
施工場所を選ばない自由度とその高い意匠性から日本国内でも爆発的に知名度が上昇し、モールテックスを採用する施工店や設計者もいっそう増えてきました。一方でSNSなどでは施工難易度が高いことで思った通りに仕上がらず後悔したケースや、価格高騰により見積もりを見た時点で手が出せなくなってしまった話をよく耳にするようになりました。
ここではモールテックスの施工店である弊社が、モールテックスを採用して後悔しないための情報や、VE案(性能を下げずにコストを下げる)として注目の新材料
"アンティークモルタル"との比較もあわせて解説します。
モールテックスはベルギーのビール社が開発した左官材で、特徴は水まわりを含む屋内外のさまざまな場所に施工できる自由度の高さと、素材自体の耐久性にあります。加えてその意匠性の高さからインテリア業界全体で根強い人気を博しています。
モールテックスのカラーバリエーションは70色以上です。さらに仕上げ方法によって様々な色・質感・エフェクトを得られることから、空間に合わせた世界で一つだけの特別な施工を行うことができます。弊社では個人宅や店舗、大型商業施設までお客様のご要望に沿った様々な施工実績を重ねてきました。 モールテックスの施工業者をお探しの方は一度ご連絡ください。
壁面にモールテックスを採用
上品な光沢感のカウンターテーブル
色鮮やかなキッチンスペース
テクスチャーで個性を演出
モールテックスは従来のモルタルと同じくセメントを主な材料としていますが、特殊な樹脂を混ぜ込むことにより耐久性と防水性が備わり、従来のモルタル材を使用した施工には不向きであったキッチンやバスルームといった水周りにも問題なく使用することができ、その意匠性の高さから行楽施の高級ホテルや商業施設の壁面などに採用されることも多くなりました。表面強度もコンクリートの1.5倍と高く、屋外にも安心して施工することができます。
温泉施設の壁面と天井を施工
水周りへの施工も安心
モールテックスは木材、石材、金属、石膏ボード、タイル、プラスチック、スタイロフォーム、メラミンなど幅広い下地に施工することができます。 乾燥硬化の過程でほぼ収縮が起きないため、下地のたわみによく追従します。ただしラワンランバーなどの木材に施工する場合はアク止めシーラーを吹き、接着不良が起きないように注意が必要です。
前提として、適切な下地処理を始めとする正しい施工を行うことが、モールテックス施工の完成度を上げるカギとなります。
フロアエージェントには職歴20年以上の職人も多数在籍しており、モールテックスの登場以降、現場だけではなく社内の施工実習を通して、下地処理から仕上げまでを研究しお客様に決して後悔させない施工がお届けできるよう実践を重ねてきましたので安心してご依頼ください。
外壁など防水が必要な施工もおまかせください。
デザイン性、耐久性、耐水性にも優れたモールテックス。
良いことばかりに見えますが施工で後悔する人がいるのも事実です。
その理由について解説します。
日本経済を取り巻く歴史的な円安やウクライナ危機により海外製の建築資材は輸入価格に大きく影響をうけています。ビール社の展開するモールテックスの各ラインナップも例外ではなく価格の高騰が止まりません。日本国内の取り扱い施工店も毎月のように施工料金の改定を繰り返している現状があり、最終的に予想以上に高く仕上がり後悔したケースや、そもそもモールテックスでの施工を諦めてしまったという話もよく耳にするようになりました。
SNS上の、モールテックスの高さを嘆く声
カラーバリエーションが豊富なモールテックスですが、前述した市場混乱の影響から人気色の主材や保護剤は国内で売り切れ状態が続く場合があります。
その場合に施工期間の変更を余儀なくされたり、仕上がりの希望を妥協せざるを得ない場合もあります。最近では同じセメント系の左官材でVE案として採用頂ける商品も出てきましたのでそちらも合わせてご検討ください。
大人気のモールテックスですが施工難易度は比較的高いです。というのも仕上がりの質感やテクスチャを自由に表現できる反面、完成度が職人の経験値や技量、センスに依存してしまうからです。施工実績豊富な施工店を探すのは容易ではなく、初見の施工店に依頼したが仕上がりに満足できず依頼を後悔したケースもあるようです。
フロアエージェントのモールテックス施工では、材料の配合から細かな仕上げ方法まで、すべてが適切になるように現場ごとに職人同士の情報共有を徹底して行っています。
次項では、モールテックスのデメリットに着目した 新材料の紹介とその比較について解説します。
2024年、DXマテリアル株式会社から国産左官材アンティークモルタルが発表されました。弊社ではモールテックスと共に設計者様にVE案としてご提案できる新材料として、自社施工でも積極的に取り入れています。
今回は新材料アンティークモルタルのお勧めポイントをご紹介するとともに、モールテックスとの比較についても解説させていただき、皆様の施工に関する後悔を少しでも減らせていけたら嬉しいです。
アンティークモルタルはモールテックス同様に様々な場所に施工することが可能です。壁や床、テーブルはもちろん、防水材を使用することによりキッチンやバスルーム、洗面台、外壁への施工も可能です。
施工可能場所の例
防水材を合わせて使うことでバスルームや洗面台などの水周りや外壁にも施工できます。
日本の伝統的な左官材、モルタル人造研ぎ出しの質感を生かしながら、ひび割れが起きやすいという欠点を解決したのがアンティークモルタルです。硬化段階で収縮が起きずひび割れを極力防ぐことができます。
上質な美観が求められる施工場所に最適で、モールテックスのVE案として非常におすすめです。
会議室の壁全面をアンティークモルタルで施工
アンティークモルタルは1mmから自在に施工することができます。
モールテックス同様に下地接着力に優れ、木材、石材、金属、石膏ボード、タイル、プラスチック、スタイロフォーム、メラミンなど幅広い下地に施工することができます。下地作りから仕上げまで適切に作業を進めることにより、美観に優れた仕上がりをご実感いただけますので、ご検討の際はフロアエージェントまでご連絡ください。
木材に下地調整材を塗布する様子
バフ掛けで光沢を出していく
アンティークモルタルの圧縮強度は18~45Nと高く、十分な耐久性を持った左官材です。また作業者目線で開発された左官材であることから非常になめらかで、多種多様な仕上げに対応することができます。
素地の風合いや、磨きによる光沢付け、コテによるテクスチャーなど、様々な仕上げに対応でき、インテリアの主役としてご使用いただけます。
フロアエージェントにはアンティークモルタルやモールテックスなど、仕上げ左官工事の豊富な職人が多数在籍しています。
お客様のご希望に沿った仕上げを実現可能です。
施工の専門業者をお探しの方や、モールテックスのVE案をご検討中の方は是非一度弊社までご連絡ください。
モールテックスのデメリットとして、世界情勢の影響を受けた輸入価格の高騰と在庫切れが挙げられました。一方でアンティークモルタルは国内生産のため比較的安定して材料が確保できるほか、同等の性能でコストを下げることが可能です。
モールテックスは70種類以上の豊富なカラーバリエーションがあることに対して、こちらは完全オーダーメイドで施工に合わせて材料を調色することができます。弊社はアンティークモルタルの施工特約店のため、事前にお客様の要望に沿ったサンプルを制作し完成イメージを膨らませていただく事が可能です。
要望に沿った無限の色を作ることができます
カラーサンプル制作の様子
仕上がりもサンプルで確認できます
抜群の強度と意匠性で大人気のモールテックス、その人気の裏で価格高騰や材料確保の難しさがネックになる事例も確かにあります。
弊社フロアエージェントでは、両材料の特性を理解しつつ、どちらの材料を使用した施工もお受けすることができます。施工業者をお探しの方や、VE案によるコストダウンを検討中の方、詳しい施工方法やお見積もりについては、弊社まで一度ご連絡ください。
東京都Y様 オフィス 壁面
東京都P様 アパレルショップ 床面
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山梨県S様 レストラン 内壁 外壁
東京都M様 オフィス 壁面
東京都A様 会議室テーブル
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東京都A様 会議室 テーブル
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東京都F様 廊下壁面・クローゼット
フロアエージェントでは
アンティークモルタルやモールテックスの施工を随時行っています。
内装仕上げの業者をお探しの方や、施工のコストダウン(VE案)をご検討中の方は
是非一度弊社までご連絡下さい。