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【土間屋】コンクリート床を仕上げる専門職工
土間屋とは

土間屋とはコンクリート床仕上げを行う専門業種のことです。物流倉庫、ビル、マンション、商業施設、社会インフラなど、日本全土には100億m³以上ものコンクリート構造物があるといわれる中で、コンクリートの「床」全般を仕上げているのが土間屋です。

その専門的な技術と巧みな技能からなる床仕上げは左官業界の中で最も難易度が高く、季節やコンクリートの材質によっても作業時間や工程も大きく異なることから専門職ならではのノウハウが必要とされます。

生コン(フレッシュコンクリート)を圧送ポンプのオペレーター、土工と連携を取りながら打設、均しを行い、床表面を押えムラのないように仕上げていきます。

建設業29種の中で、今現在土間業という業種はなく、左官業の中で床に特化した専門業種として知られています。
土間屋の働き甲斐、将来性や魅力
昨今ではAIやIOTのテクノロジーの進化によって数年先にはなくなる仕事が多くあると言われる一方で、この先どんな時代になっても土間屋はなくならないということです。なぜそこまで自信をもって断言できるかというと、この地球がある限り「床」はなくならないからです。


また世界の構造物の材料の中で一番強く耐久性能に優れる材料が「コンクリート」しかないというのが土間屋がなくならない理由です。地球の資源である「床」と「コンクリート」という普遍的な資源を活用する仕事だからこそ将来的にも社会インフラを作る職人として土間屋は欠かせない仕事なのです。


これからさらにチャンスと言えるのは、まだまだ成り手が少ないということです。だからこそ今から土間の知識や技能を身につけることで将来土間コンクリートエンジニアとしてさらに社会から必要とされる職種になると確信しています。土間屋は流行りすたりのない仕事ですが今後テクノロジーによってなくなることはありません。銀行や士業、公務員の削減はこの先も大きく進むと言われる中、安心して働ける職種、土間屋は「手に職」と「機械化」によってさらに進化していく次世代の職種だと確信しています。